企業の成功と発展はいかにスキルや知識、能力共に優秀な人材を確保するかにかかっていると言っても過言ではありません。迅速かつ効率よく採用面接を行い、優秀な候補者獲得のタイミングを逃さない事が成功の鍵です。
候補者のコミュニケーション能力、思考、価値観、仕事に対しての熱意などは書類上からでは分からないので、面接を通して候補者の個性や特徴を理解することが不可欠です。一日中採用対応に追われていては本来の業務をこなすことが出来ず、かといって履歴書から会ってみたいと思った候補者全員に会うのには膨大な時間と労力が必要です。
そこで、どうやって魅力的な応募者と一人でも多く面接し、スムーズに選考出来る面接仕方をみていきましょう。
オンライン面接を検討する
時間をかけて候補者の選出をしたのに面接の日程が思うように立てられない。そんなお悩みもオンライン面接なら面と向き合って候補者と質疑応答ができます。
スカイプ(Skype)等を使用したオンライン面接は採用側のみならず応募者側にもメリットがあります。時間や場所に捉われずに面接できるので、応募者側とのスケジュール調整がつきやすく、双方にとって時間的・金銭的負担の解消にもなります。会社としてもより多くの人材と面接が行え、スピーディーに選考を進める事が出来ます。更に、面接官にとって候補者の態度やジェスチャー・ストレス耐性能力などを見極める良い機会です。
適切な面接質問の準備
役職に必要なスキルなど優先度の高い項目や、全ての候補者に共通して使える質問を考えます。ポイントは出した求人広告の記載に基づき、面接のガイドを作ります。 面接の前にいくつかの適切な面接質問を用意する事によって、各候補者のスキルを応募された役職と繋げることが実現できます。
質問には「クローズ質問」・「オープン質問」・「行動的な質問」の3種類があります。
- クローズ質問をするときは、例えば「どのくらいA会社に勤務しましたか?」のように事実関係を確かめる時に使います。
- オープン質問は「はい」か「いいえ」では回答できない、相手の意見を聞く時に使います。
例えば「あなたが誇りに思う、A社での成功を3つ挙げてください。」「批判をしなければいけなかった状況はどんな時ですか?」等が挙げられます。 - 行動的な質問はよく候補者に問いかける質問です。
「あなたは上司が間違っていると確信した時はどう対処しますか?」「プロジェクトマネジャーとしてどう良いチーム関係を構築しますか?」等が挙げられます。
面接毎に次の段階の採用担当者と質問した事について連携し、序盤で質問した事が被らないように気をつけます。同じ質問をしないよう、初面接が終わってから必ず次の担当面接官へ、 フィードバック・情報をシェアすることです。次2次/3次面接で同じ質問をされると連携の行き届いていない企業とみられ、マイナスイメージに繋がってしまうので注意が必要です。
面接の調整
採用面接は1-2日とし、面接の記憶が新しい中でこなす程、選考がスムーズにいき、的確な判断ができます。また1日あたり採用面接は1-2日とし、面接の記憶が新しい中でこなす程、選考がスムーズにいき、的確な判断ができます。また1日あたりの面接を詰め込みすぎないようにし、候補者に対しての自社のアピールや熱心さに欠けることが無いような配慮が必要です。面接官は企業の顔です。常に同じ表情や態度で面接にのぞめるよう心がけ、企業のイメージアップ(第一印象)に努める必要があります。
選考過程を加速する手段として:
- 面接は時として柔軟な面接の仕方が必要です。通常の営業時間内では面接に参加できない候補者もいるかもしれません。その為、早朝もしくは定時以降に面接のセッティングをしなければならない事も出てきます。ですが、候補者がこのポジションを切実に望んでいるのであれば、どうにかして時間の捻出をしてくれるでしょう。
- 面接官自身が効率的で生産性が良い時間帯に欲しい人材の面接を設定するよう心がけることもより効率よく面接を遂行する上で必要です。
- 効果的な面接の時間は大体30~40分間です。この間にいかに集中して面接を行えるかが鍵となります。
共通基準 (コンピテンシー)
現に業務で成果をだしている優秀な社員達を模範に「行動や考え方」を基準とし、共通する特徴的な能力が備わっているかということを判断します。採用者の評価のブレを最小に留め、第一印象のみならず、実際に業務を遂行する上で必要なスキルや能力のレベルが適合しているかを確認することでミスマッチを防ぎます。
最終判断を急がない
候補者に対しての評価を急がず、次の応募者の面接が終わってから判断するのが賢明です。
メモをとる
記憶というのは思い違いすることもあるので、メモを取り、実際の面接ではどのようだったか思い返せるようにしておきます。メモをとることに集中しすぎて、気配りを忘れないようにしましょう。
面接後のエチケット
次の候補者の面接を控えているようであればその旨を伝え、次のステップへ進む連絡がいつ頃出来るかといった点についても伝えておきましょう。
面接の段階が2次、3次と続くようであれば尚更、候補者の自社に対しての好奇心が薄れないように努める必要があります。企業の欲しい人材は同業他社も欲しがっている人材なので、面接を通して「貴社の魅力を伝え、動機付け、志望度を高める」必要性があります。
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