面接はスキルと経験を最大限にアピールする場です。雇用市場の競争の激しさに圧倒され、応募した仕事に採用されるかどうか不安かもしれません。
そのような感情に負けて履歴書や面接で嘘をついてしまう人もいます。しかし、履歴書や面接で嘘をつくべきではありません。
ここでは面接で嘘をつくべきでない理由をご説明します。
企業が経歴調査や推薦状を活用する可能性が高い
多くの企業は、求職者が履歴書に書いたり、面接で話したりした経験やスキルについて、前の上司や同僚が詳しく書いた推薦状を求めます。何かをでっち上げたり、都合良く事実を誇張したりすれば、おそらく露見します。学歴や経歴を調査することも珍しくありません。
現在だけでなく将来も(将来の職務でも)悪評が立つ
嘘をつき、面接で不誠実あるいは敬意を欠いた態度を見せれば、採用されない可能性が高いだけではありません。その企業全体あるいはその業界でも悪評が立つ可能性があります。面接官が別の部署や企業に移ることもあれば、他の企業に噂が伝わることもあります。また、その企業が他のポストに人材が必要となっても、過去に嘘をついた求職者は考慮しないでしょう。企業は意外につながっていて、面接で嘘をついた影響は長く残る可能性があります。
嘘はいずれ見抜かれる
嘘に助けられて仕事を得ても、研修や実際の仕事を始めれば、持っていると言ったスキルを持っていないことが露見する可能性は大です。そうなれば立場は悪くなります。
嘘を知られる心配がつきまとう
嘘をつけば、罪悪感や羞恥心が残り、常に誰かに嘘を知られないかと心配になります。気持ちの良いものではありません。
嘘の上塗りが必要になる
職務について大きな嘘をついた場合、嘘を重ねなければならなくなる可能性があります。嘘を重ねるにつれ、関係者全員の状況が悪くなり、嘘をついた人の人格も大きく損なわれます。決して良い方向とは言えません。
希望しない仕事を任される可能性がある
自分に熱意があり、チームにとって価値ある人材だと面接官に思わせるために、特定の仕事が好きだと嘘をついたとします。この場合、おそらく好きだと言った仕事を任されるでしょう。興味のないプロジェクトに回され、本当に好きなプロジェクトや仕事からは外される可能性があります。これはうれしいことではありません。
能力を伸ばすチャンスを失う
採用された場合、重要なキャリアトレーニングの機会を失う可能性があります。たとえば、特定のスキルがある、特定の仕事が得意だと言えば、雇用主は、それに関するトレーニングや能力開発がもはや不要だと考えるでしょう。
解雇される可能性がある
嘘の程度によっては、嘘を前提に採用されたという理由で、契約を破棄される可能性もあります。
信用がなくなる
解雇されなかったとしても、嘘が明らかとなれば、雇用主の信用を得ることは難しくなります。その部署や社内での成長やキャリアアップが妨げられる恐れもあります。
嘘をついて有利な立場を得たいと思うかもしれませんが、嘘をつく価値はありません。経験をアピールし、希望の仕事を手に入れるには、ほかに多くの方法があります。希望の仕事を手に入れるためのアドバイスをご希望の方は、面接アドバイスのメインページにアクセスするか、弊社までお問い合わせください。