新しい勤務先に初めて出社する日は、何かと不安になるものです。特にこれから新しい実績や評判を築いていこうというときに、右も左もわからない新しい場所で、新しいチームの見知らぬ人々に囲まれて働くというのは簡単ではありません。
そんなときは、なるべく不安になりすぎないように心がけることが大切です。仕事初日が最も大変だというのは周知の事実である上、幸いにもその「1日」で終わります。ちょっとした予習と準備をしておけば、そんな初めの日を楽しむことも不可能ではありません。
今回は、初出勤日に良い印象を与えるためのヒントを以下にご紹介します。
下準備を整える
［最も効率的な通勤手段をチェック］
時間があれば初出勤の前に、最も効率の良い行き方をよく調べ、選んでおきましょう。可能であれば自宅から新しい勤務先までの所要時間を測るためにも一度、実際に行ってみると良いでしょう。
［服装規定を確認］
職場にふさわしい服装は重要です。常にフォーマルな服装が良いというわけでもなく、企業によってはスーツとネクタイでは逆に一人だけ浮いてしまう場合もあります。面接時に社内の雰囲気を見る機会がなかったのであれば、臆せず確認しておいて損はありません。
［早めの到着］
普段、目覚まし時計を早めにセットしている人でも、さらにもう少し早めておけば安心です。遅刻はどんな時でも良くありませんが、第一日目の遅刻は特にその人の評判に傷を付けるため要注意です。始業時間前に到着して一日の準備を整えることは、社会人として当然ですからぜひ早めに着くよう心がけましょう。できれば始業時間の15分前に着くのが理想です。通勤途中で何か問題が起きたときに安心だと言うだけでなく、周囲の同僚にチームの一員として働くやる気の高さを示すことにもなります。
［不安な気持ちを切り替える］
新しい職場に出向く直前に、気分も見た目もリフレッシュさせましょう。洗顔やメイク直しは、緊張や不安を感じているときの気分転換に特に効果的です。
新しいチームとの対面時
たとえリラックスした雰囲気の職場でも、仕事初日には、「もっとリラックスしてください」と言われない限り、いつもよりプロとしての姿勢を高くもっておいた方が良いでしょう。スマートフォンはしまって、職務に関係のないウェブサイトの閲覧は控えます。たとえ周りの人がやっていても、やめておきましょう。ごく普通のことであっても、新しいチーム員はその行動が通常よりも細かく徹底したチェックの対象となることがあります。
同僚に紹介してもらうときは、できれば職位が最も高い人に紹介役をお任せしましょう。会話の中心に居座ることがないよう注意し、ほかの人に話す機会を譲るよう心がけてください。人間関係とは大事なものであり、職場においては特にその重要性が高まるため、チーム内の同僚に対面するときはこの点に留意します。個人的な問題は家に置いておき、オープンな姿勢、親しみやすい態度に努めましょう。
勤務中の姿勢
初めの数週間は新しいタスクを学ぶことに苦労するかもしれません。入社したばかりで、できることがあまりない場合もあるでしょう。通常こうした状況は、進行中のタスクに新しく入った人を関わらせることが難しいために起こることが多いようです。だからといって、ただ座って指示を待っているばかりではいけません。自発的な態度を示し、何か自分にできることを探してください。同僚に手伝えることがないかを尋ねたり、新しい上司にタスクの引き受けを申し出たりしてみましょう。
いくつかこなすべき業務が得られたら、まずは全力を尽くしてそれをやり遂げましょう。やり方がわからないときや自分だけでその方法を見つけ出せないときは、助けを求めましょう。もう一度学び直したり、初めに戻って間違いをやり直したりするよりも初めから正しい方法を学ぶ方が良いでしょう。
仕事初日のまとめ
仕事初日は疲れるものですが、家路を急ぐ前に同僚が帰る時間を確認するため、できれば同僚が帰った後で職場を出るのがおすすめです。この時間を使って、人事に提出する書類を用意したり、新入社員用の研修タスクなどの事務処理を済ませておいたりすれば、翌日はまた何もない状態から一日を始められます。
一日を過ごして何か質問はありませんでしたか？聞きたいことをメモして翌朝に備えましょう。契約上、まだよくわからない部分があれば、人事やマネージャーとの面会を設定するべくその点も書き留めてください。すべての書類に記入を済ませ、送り残したメールがあれば送り、デスクの上を綺麗に片付けてから帰宅しましょう。
初めの頃は普段よりもより多くのストレスを感じるため、自分自身のケアも怠らないようにしてください。自分に優しく、きちんと食事をとり、最も元気な状態で出社できるよう、睡眠時間を確保しましょう。ミスをしても大丈夫です。初めの数週間は学びの期間であり、すべてがわからなくても仕方がありません。素直に間違いを認め、正しい方法を学ぶことが大切です。これらの戦略を心に留めておけば、仕事初日を上手く乗り切れるだけでなく、素晴らしい印象を与え、この先もきっと大きく活躍できるでしょう。
