ワークライフバランスが大切なのは周知の事実です。ただし、頭ではわかっていても、「自分にとって適切なバランスがなかなか見つからない。」ということもあります。そのようなときに、ぜひおすすめしたいのが弊社でご紹介する5つのヒントです。仕事とプライベートの充実に、ぜひご活用ください。

「仕事が忙しくて自分の時間や、大切な人との時間がとれない。」と感じることはありませんか?ワークライフバランスの問題は多くのアジア諸国、特にシンガポール、香港、日本で働くビジネスパーソンにとって、近年ますます頭の痛い問題となっています。

1. スクリーンの電源を切る

デジタル時代の到来により「仕事は会社で」という認識がなくなりました。24時間常時スタンバイが当たり前の今の時代、勤務時間外にもかかわらず、ついつい仕事が気になってEメールをチェックしてしまうことはありませんか?どんなに情熱的に仕事に打ち込んでいるときでも、自分のため、家族や友人のため、そして好きなことのための時間を作ることは非常に大切です。少しの間でも、ノートパソコンやタブレットを片付け、スマートフォンの電源を切るように心がけましょう。家族との食事の時間を中断されることのないように、ずっと観たかった映画を着信通知に邪魔されないように、仕事のストレスから解放される週末を楽しんでください。

2. プライベートを充実させ、定時退社の理由を作る

前からやってみたかった陶芸教室が入会者を募集していたり、友人から何度もサッカーチームに誘われていたりするなら、思い切って参加しましょう!楽しい約束があれば、その日のタスクを要領よく片付けて、定時に退社できるチャンスが高まります。ワークライフバランスを成功させるには、仕事以外の付き合いを持つことが有効です。

3. コミュニケーションを測る

誰にでも「忙しいとき」はあり、時に残業が必要になることもあります。しかし、そうした状況が日常になってしまうとワークライフバランスが崩れます。残業や休日出勤が常態化している場合は勤務状況を見直し、マネージャーに相談する機会を設定してもらいましょう。状況の緩和または改善に向けてできることを話し合えば、正常なバランスを取り戻すことにつながります。

4. 真の意味での「休暇」を取る

休暇は誰にとっても楽しみなもの。仕事を含む日常生活から解放されてほっと一息入れましょう。取引先には留守中の担当者の連絡先を明確に伝え、詳細をしっかりと引き継ぎます。罪悪感なく休みを満喫し、プライベートを充実させる大事なステップです。引き継ぎができたらいよいよ休暇の始まりです。Eメールの自動返信機能を使って休暇中であることを知らせ、コンピュータには極力触らないように。義務感から旅先でEメールを確認したり、同僚に状況確認の電話を入れたりする必要はありません。緊急時にのみ連絡をくれるように頼んでおくと良いでしょう。

5. 自分のことも大切に

適度に運動し、健康に良い食事をすることも大切です。徒歩で通勤したり、昼の休憩時間を活用して「やることリスト」の項目を減らしたりするのもおすすめです。プライベートを充実させることで、身体的、精神的な健やかさが保たれるだけでなく、気力が上がりストレスに強くなるという、仕事を楽しむために必要不可欠な点にも効果が期待できます。

具合が悪くても頑張って会社に行く、という人も多いことでしょう。ですが実際はそれによって回復が遅れ、他の人に病気をうつすことにもなりかねません。

ワークライフバランスの維持は簡単ではありませんが、努力して実現する価値があるものです。ぜひ時間と労力を投資してください。バランスの良さが、前向きに熱意を持って仕事に取り組むための基礎となってくれるでしょう。