複数の段階にわたる面接 を終え、いったい次はどうするのか、将来の雇用主から早く連絡が欲しいものです。面接では十分な手応えがあったのに、その企業からすぐに連絡が来ないとがっかりするかもしれません。

しかし、企業からの返事が期待ほど早く来るとは限りません。決定や連絡が遅くなる理由は数多くあります。

雇用主は、採用を誤りたくありません。企業によっては、まだ多くの候補者を検討しなければならない、応募の締め切りが過ぎるのを待っている、(求職者が思うより)社内手続きに時間がかかり、多くの人が応募書類の審査と承認を行う必要がある、経歴や素行の調査の結果を待っているなどが考えられます。

それでも、面接後に面接官に連絡を取り、まだ採用を望んでいることを示す価値はあります。難しいのは、面接官に自分の意欲を伝えつつ、必死で押し付けがましい印象を与えないことです。

面接のフォロー段階でも、プロらしい態度を維持し、面接官に忘れられないためのアドバイスをご紹介しましょう。

面接結果が来ないときにすべきこと:

  • 現実的に考え、パニックに陥ってはなりません。すでに述べたように、連絡が来ない理由は数多く考えられます
  • フォローアップのメールを送りましょう。企業との間に率直で前向きな関係を維持し、引き続き関心を示すためです
  • 電話はお勧めしません。面接官と仲が良い、または人材紹介会社にすでに雇用されている場合を除き、電話は行き過ぎた印象を与えます。特に、面接官は多くの応募者の処理で大忙しだからです。
  • 自信を持ち、落ち着いて構えましょう。フォローアップで面接官に思い出してもらったついでに、再び良い印象を与えることが重要です
  • 適切な相手に連絡を取ってください。連絡役となった担当者を覚えているのが理想的ですが、メールのやり取りや面接の申し込みでも相手は確認できます
  • 待ちすぎてはなりません。フォローアップは面接から2週間以内が最適です
  • 次の手順を尋ねましょう。いつ面接結果の連絡があるのかを簡潔に尋ねる程度にします。そうすれば、求職者に伝えても支障のない当面の情報をくれるはずです
  • あきらめも肝心です。できるのは企業や面接官に連絡を取ることだけ。返事をして来なければ、縁がなかったと考え、他の仕事を探し、次の面接に備えることに時間と労力を割いてください

面接結果が来ないときにしてはならないこと:

  • しつこいフォローアップ、あるいは返答を要求するのは禁物です。プロらしくなく、行き過ぎて、押し付けがましい印象を与えます
  • 強い言葉、不躾な表現を使ってはなりません。気さくで話しやすく、それでいて礼儀正しい人になりましょう
  • フォローアップのメールでも、プロらしくない表現や間違った文法は避けるべきです
  • インスタントメッセージはお勧めしません。これは仕事でも緊急事項でもありませんし、相手の仕事やスペースを個人的なフォローアップで邪魔するのは失礼です
  • 企業のSNSアカウントへの連絡もやめましょう。適切な部門や面接官に届く可能性は低く、理解不足、配慮不足と見なされます
  • 給与や雇用条件の話題は避けます。面接結果はわかりませんし、面接官に後味の悪い思いをさせることになります

過度に強さ、要求、強制を感じさせない内容にまとめましょう。でなければ、行き過ぎた望ましくない人材と思われます。給与や雇用条件をここで話題にしてしまうと、最終的に本当に採用された場合の交渉に影響を与える可能性もあります。

面接官から連絡がなくても落ち込まないでください。礼儀正しく、プロらしく、親しみやすい人として面接官の時間と労力に感謝し、将来的なチャンスに向けて連絡の維持と人脈づくりに努めましょう。

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