業績評価は完了。さあ次へ!Hと言っても、次は何?
業績評価のミーティングが終わると、しばらく解放されたと感じる人が多いでしょう。しかし実際には、新しい仕事を引き受ける、パフォーマンス向上計画を立てる、新しいスキルを習得するなど、業績評価の後にすることはたくさんあります。
業績評価が良くても悪くても、その後の対策を忘れてはなりません。
業績評価を明確に理解する
業績評価で予想外のことを言われ、動揺することもあります。
業績評価の後の第一歩は、ミーティングで話したことと業績書類に書いてあることをすべて十分に理解しているかどうかの検討です。
不明な点があれば、上司に尋ねることをお勧めします。上司が、その質問を言い訳や反論と受け取らないよう、評価を完全に理解したいという意図を明確にしてください。以下の質問を活用し、自分のパフォーマンスと期待されるフォローアップを把握しましょう。
- 私がそのスキルを発揮すべきだったのに発揮できていなかったという例を挙げていただけますか?
- その状況で私は何をすべきでしたか?
- 私がこの分野で成功するために達成する必要のある主要業績指標は何ですか?
- どうすればその目標を達成できますか?
- 十分に期待に応えるために、どのようなサポートを得られますか?
- パフォーマンス向上計画の作成を手伝っていただけますか?
盲点を理解する
業績評価で落ち込んだ後は、行動に取りかかりにくいものです。.
必要なら職場外の誰かに話を聞いてもらい、改めて状況を分析しましょう。
特に重要なのは、自身の盲点です。そのような足りないスキルは評価で指摘されたかもしれませんが、もう少し質問しなければ理解できないかもしれません。盲点を理解したら、次のような選択肢を検討します。
- 足りないスキル(改善の必要があるソフトスキルなど)を補うトレーニングを受ける
- 友人や同僚に次に何をすべきかアドバイスを求める
- 経験豊富な信頼できる人(メンターなど)に、パフォーマンス向上のサポートを依頼する
- 上司と再びミーティングの予定を立て、詳しい説明を聞くとともに、パフォーマンス向上計画の作成を手伝ってもらう。当初の評価から1、2カ月の間に行い、正しい方向を確認することが重要
パフォーマンス向上計画を作成する5つの手順
どんな仕事でも、明確な計画がなければ、あてもなくさまよってしまいます。それではいけません。答えは自分自身にあります。
上司を感心させ、キャリアをスピードアップするために、業績評価で明確にした目標に向かって5段階のパフォーマンス向上計画を立てましょう。
- 個人およびチームの長期目標に沿った明確な短期目標(業績評価から抽出)を定める。例:コミュニケーションスキルの向上
- 目標に到達するための作戦を立てる。たとえばコミュニケーションスキルを高めるために、トレーニングを要望する
- 期限や予定日を入れたカレンダーを作成する。重要なのは、作戦の実行スケジュールに自分で責任を持つこと
- たとえ自分だけでも反省のプロセスを設け、目標に向かって正しい軌道に載っていることを確認する。たとえば、業績指標や顧客のフィードバックの向上があれば記録する
- 上司にメンターになってもらう、またはトレーニングの費用を負担してもらうなど、この計画作成のサポートを依頼する
業績評価はこれまでの進歩を示すものですが、パフォーマンス向上計画では、そのフィードバックを翌年に向けた前進に活用しましょう。