人に好かれることは、社会人になってからも大事なことです。職場で好かれることは出世街道を登るためにも非常に重要なことです。職場で好かれることが、上司や同僚との人間関係を良好に保つことが、最終的に出世に大きく関わるというのが通説です。これは、たいていの場合正しいと言えるでしょう。チームや部署の一員として働けば自然とグループダイナミックスの重要性が理解できるでしょう。そのため自分の味方をしてくれる同僚がいれば安心です。

それでは、職場で好かれるための5つの方法をご紹介しましょう。

「お友達領域」に踏み込まないこと

馴れ馴れしい、親友になろうと必死になっている人は警戒されます。うわべだけを取り繕ってもわかってしまうので、人には誠意を持って対応しましょう。誰からも好かれ、自身も全ての人を気に入る、ということは不可能です。一番いい方法は、ありのままの自分でいること。そうすると自然と友情が芽生えるでしょう。もし付き合いたくない人がいたら、礼儀正しく、プロらしく接しながら距離を置くようにしましょう。

純粋に助けを申し出る ‐ 必要なタイミングを見計らって

よいチームプレーヤーになるためには、必要な時に助けを申し出ることが大事です。いつも助けてくれて、やる気がある同僚といるのは頼もしいことです。ただ、全ての人が、頼みもしない助けやアドバイスを喜ぶとは限りません。純粋に同僚のためを思って仕事の助言をしても、おせっかいだと悪く取られる場合もあります。仕事で苦労している人がいたら、まずはさりげなく助けが必要かきいてみましょう。必要だと答えた場合だけ、助けてあげるといいでしょう。

常に前向きに

正の強化は他人にいい影響を与えるもので、上司だけの特権ではないので自身の行動にも取り入れると良いでしょう。人気者には、楽観的な人が多いです。いつも過剰に盛り上がっている人は煙たがられることもありますが、ストレスが溜まる時期でも、快活さと愛想を失わずにいられたら、チームにとってなくてはならない存在になれるでしょう。

他人のことに口を出さない

同僚の噂を広めると、人にいい印象を与えません。たとえ一緒に噂話をしていた場合でもです。同僚のプライバシーには踏み込んではいけません。この人になら個人的なことを打ち明けても、その話が職場の話題になることがない、と信頼されるような人になりましょう。

小さな親切の実践

職場でちょっとした思いやりのある行動をするのも有効的です。コーヒーを入れてくれることをチームの皆が喜んでいると感謝したり、休暇明けにお土産を持って来たりと、小さなことで十分です。コツはやりすぎないこと。過剰なほど、プレゼントをあげたり、同僚を褒めたりすると、感謝されるどころか、どんな下心があるのだろうかと疑われます。

このように職場で好かれることは難しいことではありませんが、近道もありません。努力をして、賢く立ち回るという成功のルールはここでも当てはまります。仕事そっちのけで、職場で好かれることに躍起になっていれば、確実に職場で嫌われます。仕事中でも、それ以外の時間にも、人として最善の振る舞いをするように努力しましょう。そうすれば自然と人に好かれるでしょう。